自律神経の治療には鍼灸が言い理由

2022.11.04

日々生活をしていく中で健康番組やSNSなどで良く耳にする「自律神経」という言葉があります。
実は当院でもそうですが、自律神経を整える治療は鍼灸が得意としている分野であり
あまり世間一般的にはまだ知名度は低いように思います。
今回は自律神経の説明について、なぜ鍼灸が自律神経の治療を得意とするのかをご説明させて頂きます。

まず、脳から出る神経は大きく分けて2種類あり、
『体性神経』と『自律神経』になります。
体性神経とは脳からの指令を身体に伝え、「筋肉を動かす」⇒運動神経
触れたものや見た物などの感覚を脳に伝え情報を認識する⇒感覚神経
もっと分かりやすくいうと体性神経とは自分の意思で動かせることが出来る神経のことです。
次に自律神経についてですが、結論から申しますと自分の意思で動かせない神経が自律神経になります。
具体的にどのような働きをしているか

・心臓の動きを調節する ・胃や腸にて消化をする為に消化液や蠕動運動の調節を行う ・体温の調節 ・血圧や呼吸の調節など
自分では出来ない人間が生きて行く上で最も最適な状態へコントロールしてくれる働きをしてくれるのが自律神経の役割になります。

更に自律神経には『交感神経』『副交感神経』と2種類に分かれており、スイッチのオン・オフの役割を
その2種類がバランス良く交互に働くことで人間の生命活動が成り立っています。

では自律神経のバランスが乱れるとはどのような状態なのか?
それは緊張状態がずっと続いた状態で交感神経から副交感神経に切り替わりにくい状態です。
このような経験はないでしょうか。
「大事な試合の前で緊張して寝れない」「緊張してお腹があまり空いてない」「緊張して口がよく乾く」
それも自律神経のバランスが乱れているのです。
交感神経とはストレスに打ち勝つ為に存在する神経の為、生活をする上でストレス状態が続いてしまうと
副交感神経に切り替わりにくくなり、様々な不調が身体に現れてしまいます。
そこで鍼灸治療の出番です!!
鍼灸の大きな役割は『副交感神経を優位にする』ことです。
つまり、鍼灸にはリラックス効果があり、身体の様々な不調を取り除くことに最も適した治療だということです。
そして現代社会においてストレスを受けている部分は脳です。
内臓や身体の治療で副交感神経を優位にするのは当然であり、脳をリラックス出来ないと根本的な治療が出来ないのです。
様々な刺激や情報といった外的ストレスを取り除かない限り身体は同じことを繰り返してしまいます。
そして当院には脳の自律神経をコントロールしている「視床下部」の働きを正常にすること、その働きをスムーズにするために
脳の中にあるネットワークを正常にすることが当院の治療の目的となります。
その治療により皆様のお身体を元気に出来るのが吹田市にある当院の治療となります。

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